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  1. 滋賀県議会 2021-03-10
    令和 3年 3月10日予算特別委員会土木交通・警察・企業分科会−03月10日-01号


    取得元: 滋賀県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-14
    令和 3年 3月10日予算特別委員会土木交通警察企業分科会03月10日-01号令和 3年 3月10日予算特別委員会土木交通警察企業分科会        予算特別委員会 土木交通警察企業分科会調査報告書                                開会 9時59分 1 開催日時      令和3年3月10日(水)                                閉会 11時33分                         (休憩 11時05分〜11時22分) 2 開催場所      第二委員会室 3 出席した委員    加藤分科会長、九里副分科会長             本田委員柴田委員清水(ひ)委員松本委員、             有村委員清水(鉄)委員中沢委員 4 出席した説明員   河瀬企業庁長滝澤警察本部長および関係職員 5 事務局職員     林主査茂森主任主事 6 会議に付した事件  別紙次第書のとおり
    7 配付した参考資料  別紙のとおり 8 議事経過概要   別紙のとおり                  議事経過概要 開会宣告  9時59分 《警察本部所管分》 1 議第1号 令和3年度滋賀県一般会計予算のうち警察本部所管部分について (1)当局説明  滝澤警察本部長舩越警務部参事官 (2)質疑、意見等清水鉄次 委員  部局別予算の概要の197ページ、警ら用自動車等更新整備ですけれども、パトカー更新年数とか、距離とか、基準に基づいて更新されるのかどうかお聞きしたいのが1点。  次に、199ページの地域見守りカメラ設置促進事業について、県内自治会が自らお金を出して防犯カメラ設置しているところもあり、それを地元の警察署に管理していただいているという話もあります。防犯カメラの希望は、こういう社会になりまして、さらに増えてくるのではないかと思います。特に地方へ行けば行くほど犯罪は少ないのですけれども、高齢化が進んでなかなか見守ることも大変な状況で機械に頼っていくというような流れになっていくので、そういう点に関してこういう事業はもっと進めてほしいと思います。自治会が自ら資金を出して、警察協力しているという例はどのような状況なのか、教えていただきたいと思います。  3つ目に201ページ、ゾーン通学路対策事業ゾーン30ですけれども、近年ゾーン30が増えてまいりました。ただ、カラーできちんとしている道路もあれば、白黒で字だけ書いている道路も様々あるのですけれども、このゾーン30は時速30キロメートルを規制しているわけですが、これ以上でそこを走行したら違反ということの解釈でよいのかどうか。今後、子供たちを守るために増やしていくような流れかもしれないですけれども、そこの基準がもう一つ分かりにくいのです。ここはきれいにカラー舗装で派手にやっているのに、ここは字だけというその基準がよくわからないので、字だけのところは軽く見て、飛ばしているのではないかなと。そういったことがどうなのか聞かせていただけませんでしょうか。 ◎長 警務部首席参事官  先ほどのパトカー質問でございますが、県警察使用車両ですけれども、おおむね国の定めた耐用年数の2倍ということで県費車両更新をさせていただきます。その中でも老朽化の著しい車両整備更新を進めているわけですが、今回、予算要求させていただきました18台の中で、ミニパトカー8台を更新させていただきます。こちらは耐用年数おおむね14年で更新をしているところを、このたびは15年以上経過して16万キロメートル以上走行している車両となります。  また、捜査用車両9台の整備予算要求させていただいておりますけれども、これらは耐用年数15年で更新をするところ、17年以上経過しておりまして、10万キロメートル以上走行しているということでございます。もう1台につきましては、中型輸送車マイクロバスでございますけれども、これにつきましては23年経過した、老朽化が著しい車両ということで更新をお願いしているところでございます。 ◎上内 生活安全部首席参事官  防犯カメラ重要性については、委員が言われたとおり検挙の面や犯罪抑止の面など、非常に重要であります。これまで県警企業から寄贈を受けた防犯カメラを含めて600台余りを県下支援しております。  その支援によりまして、各地域設置促進が進んでおりまして、例えば、長浜駅前地区であるとか野尻地区では、自主的に各町内会防犯カメラ設置しているところもあります。そのようなところを踏まえて防犯カメラ設置促進を図る意味で、今回予算化していただいて、一応、犯罪の多い地域に6台設置予算を取りまして、防犯カメラ設置促進をしていきたいと思っておりますので、どうかよろしくお願いします。 ◎井上 交通規制課長  ゾーン30でございますけれども、交通違反になるのかというところでございますが、ゾーン内の最高速度は、時速30キロメートルの区域規制の実施をしておりますので、時速30キロメートルを超える速度で走行すれば交通違反ということになります。  続いて、道路カラー化につきましては警察と協議の上、道路管理者にお願いしているところでございますが、ゾーン30につきましては、路側帯カラー化通学路であれば緑色系、あるいは交差点のカラー化舗装、多くはオレンジ色とか、そういう色で舗装しておりますけれども、そういったものを極力明示化しております。要は、歩行者の空間を確保し、明確にするという意味合いでそういったカラー化等を行っております。  それからゾーン30の要件的なものでございますけれども、ゾーン30につきましては、歩行者等の通行が優先され、通過交通が可能な限り抑制されるという基本的なコンセプトがございます。これについて地域住民に同意が得られるという前提のもと、警察署においては市街地などで2車線以上の幹線道路や、河川や鉄道、こういったもので物理的な境界で区画された地域でありますとか、生活道路として歩行者など安全を確保する必要がある地域、あるいは住民の要望が高い地域等、要件がそろったところについて、ゾーン30を設定しているというところでございます。 ◆清水鉄次 委員  車両更新ですけれども、非常に大事に使っているなというのが感想でして、予想以上に長く、そして距離も十分、これは誰もが納得する距離年数更新しているなと。これはすばらしいと思います。  防犯カメラですけれども、犯罪件数によって、優先順位があると思うのです。それもやむを得ないと思うのですけれども、人口の多いところほど多いのかもしれませんが、ただ、地方へ行くとなかなか順番が回ってこないと思うのです。犯罪も少ないし、そのときに自主的に自分のところで100万円、200万円のお金を集めて設置しようというところに対しての協力、付けていただいたら必ず監視というのですか。いろいろな協力も今後していただけると思いますけれども、そういった自主的にする自治会に対しては配慮してやってほしいというお願いをしておきます。  そして、ゾーン30のカラー化ですけれども、非常に意味があったのですね。今、初めてそれぞれのカラー意味がわかりました。そういうことを教えていただいて時速30キロメートル以上でそこを走ったら違反だということもよくわかりました。ゾーン30と書いてあるけれども、どこまでがそうなのかというのがもう一つわからないことがあるのかもしれませんので、そこはもう1回調べないといけないと思っています。ぜひ自治会が要望されていたら、それらも前向きに検討していってほしいと、それだけ要望しておきます。 ◆清水ひとみ 委員  2点お願いします。  1点目が、198ページの常時留守番電話留守番ボタンポチっと作戦事業ですけれども、詐欺被害がすごく多いので心を痛めています。ここに模擬電話を活用した防犯教室と書いてくださっているのですけれども、まだまだこのコロナの収まり具合もわからないし、その中で特に御夫婦共高齢者、また、単身の高齢者の方をどう守っていくかということは、すごく大きな課題だと思うのです。こういう防犯教室が難しい中で福祉部局との連携というか、民生委員協力を求めるとか、警察の方においても、この教室以外で何かこの中に仕組みをしていただけないかなという思いがあります。  もう1点は、201ページの清水鉄次委員もおっしゃったゾーン通学路対策事業ですけれども、来年度この予算額で大体ゾーン30をどれぐらい、また、横断歩道整備も、この予算の中で目標とされている予定数があれば教えていただきたいです。  この中で土木交通部予算のときにもお話させていただいたのですけれども、来年度始まってすぐ5月8日を迎えます。三回忌ということで、一周忌の折には県警のほうから熊谷交通部長をはじめ、皆さんが現地に行っていただいて、心からの献花もしてくださったということも仄聞しております。  そういう県民に寄り添う気持ちを示してくださったことは非常にありがたいと思っていますし、御遺族の忘れたいという気持ちも当然よく分かるところですけれども、私は家も近いのでよく通るのですが、事故の直後は、皆さんその手前に幾つかある横断歩道の前で必ず一旦停止されていたのです。でもそれが月日とともに薄らいでいる現状がありますので、やはり風化をさせない、歩行者優先というところを、横断歩道整備もしていただくことですし、今後ともまたしっかり訴えていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ◎上内 生活安全部首席参事官  特殊詐欺ということで、去年の発生は88件で1億円以上の高額にのぼっておりまして、これまでいろいろな施策をやってきているのですけれども、今回のポチっと作戦は、特殊詐欺固定電話からの発生が約6割にのぼっていることから、今回の事業予算化しております。  防犯教室もなかなかコロナ影響でできないことから、先ほど委員が言われた民生委員の方とか、各種ボランティアの方と連携をとって、このポチっと作戦を広めていこうかなと思っておりますので、またよろしくお願いします。 ◎井上 交通規制課長  ゾーン30の予算等について御説明させていただきます。  まず、ゾーン30につきましては、令和3年度に新たなゾーン30の予定はございませんので、今のところ予算としては確保しておりません。  ただ、ゾーン30につきましては、先ほど御説明しましたとおり、最高速度30キロメートル規制をかけることになりますので、個別にそういった道路標識設置するといった部分での予算を活用してまいりたいというふうに考えております。  そして、その内容でございますけれども、路側標識設置等につきましては、国庫補助と県の一般財源を合わせて660本の予算を見積もっておりますし、横断歩道につきましては、111キロメートル、本数で言いますと約2,775本の予算を見積もっております。これらを活用して交通規制等を行っていきたいと考えております。 ◎山崎 交通部首席参事官  最後のゾーン30にかかわらず、横断歩道あるいは歩行者優先安全優先意識の向上ということについてですけれども、これは平成30年度から県と県警が取り組んでおります横断歩道利用者ファースト運動という、他府県にはない取組でありますが、各種安全運動が年に数回行われるので、毎回この運動を前面に出して啓発、あるいは取締りに取り組んでいるところです。  当面、春休みから新入学時期の安全運動期間がありますし、また、4月6日から10日間は全国春交通安全運動が展開されます。そして、その後もゴールデンウイーク時期になると県独自の運動を展開してまいります。その中でも通学路、今もゾーン30の話がありましたけれども、通学路での取締りであるとか、横断歩行者妨害取締りであるとか、主に動画を使った啓発を強力に進めていこうとしているところでございます。2年目となります5月の取組は今、県と考えているところであります。 ◆清水ひとみ 委員  留守番電話の件ですけれども、固定電話からの被害が6割を占めていると言っていただいたのですが、最近、固定電話をやめて携帯にされる方が高齢者の方でも多いと思うのです。携帯への被害とかが何かありましたら関連して教えていただけたらと思います。 ◎上内 生活安全部首席参事官  固定電話以外の詐欺は、架空請求詐欺とか、還付金詐欺発生があるような状況でございます。 ◆清水ひとみ 委員  携帯は割と安全というふうに思っていていいのですか。高齢者の方が子供から言われて、携帯に変えておられる方も結構いらっしゃるのです。 ◎上内 生活安全部首席参事官  一概に安全とは言い切れないのですけれども、固定電話のほうが被害にあう確立が、現在のところは高いというような状況でございます。 ◆本田秀樹 委員  2点ばかりお聞きしたいのですけれども、197ページの新型コロナウイルス感染症対策経費です。来庁者については分かるのですけれども、留置場内の部分について、中におられる方なのか、その辺りを詳しくお聞きしたいです。  次に、199ページの在留外国人等安全確保に向けた総合対策事業ということでどれぐらいの教室を開催されているのですか。また、外国人もいろいろな方がおられるので、そういう対策はどういうふうにされているのですか。この2点をお聞きしたいと思います。 ◎田中 警務部参事官  留置場に関する感染予防関係でございますが、これは勤務員と被留置人、両方の感染防止のための経費ということになります。 ◎羽田 組織犯罪対策課長  今、御質問のありました在住外国人安全確保に向けた総合対策事業の中でどのようなことをしているのかということです。  まず、現状について御説明させていただきます。  今、県内在留外国人の数は令和元年に比べてそんなに多くは増えておりません。  ただ、コロナ前に入国された方が帰国できない状況となって、行方不明者の数が非常に増えてきています。簡単に言いますと、県内で108名の方が行方不明になっておられます。その中で技能実習生は86名。要するに、外国人が、仕事がなくなったり、不法残留するとか、潜伏みたいな形になってきているのが現状です。そのために、令和2年度中に行ったことですが、まず通訳人に対して謝金を払っているのは53万2,000円、19人の通訳人をお願いしております。旅費は1,600円の19人分、そして、その方々と一緒にお巡りさんが巡回連絡と言いまして、各事業者の方とか、お住まいになっている家に対して実態を見に行ったり、交通安全運動とか、防犯対策とか、犯罪に加担しないような話をしに行っております。  令和2年中に行った中で一番大きいのは、管理者対策です。県下27か所の事業所、学校に対して、コロナ禍においてなかなか外国の方とお話をする機会が減っているということで、管理者のほうに当たりまして、防犯交通安全教室を実施しております。 多国籍化に向けてどうしているのかとの御質問ですが、令和2年の通訳体制は、警察官通訳官が、10言語37人おります。さらには、民間の通訳人42言語、317人の方に登録していただいております。そのほかに、前回予算立てしていただいて導入させていただきました、74か国の言葉に対応できるポケトーク21台を各警察署事件担当部署等に配置して、そのポケトークを活用した巡回連絡相談等を承っております。 ◆本田秀樹 委員  先ほどの新型コロナウイルスのほうですけれども、勤務員と被留置人とおっしゃったと思うのですが、年度によって被留置人人数は変わってくると思うのです。人数はどう見積もっているのですか。 ◎田中 警務部参事官  今回、予算要求させていただいているのは、マスクにつきましては、約1万7,000枚を予想しております。また、アルコール消毒については150リットル、ゴム手袋も要求させていただいたということでございまして、被留置人につきましては、日々人数は変わってまいりますので、おおむねその数で年間回していく予定でございます。もちろん、多くの留置人が入って、物が足りなくなり、予算上不足が出てくれば、補正でお願いする形になるかもしれませんが、当然、この枚数、あるいは量で対応してまいる予定でございます。 ◆松本利寛 委員  3点お聞きしたいと思います。198ページの交番駐在所新築整備ですが、来年度2施設検討いただいています。これは具体的にはもう既に明らかにできるのでしょうか。また、今後こういう改築を迫られているような駐在所等は、どれぐらいあるのかお聞きしたいと思います。  2点目ですが、198ページの犯罪等抑止対策支援活動事業で、感染症対策による緊急雇用対策として、パトロール活動広報活動等を行うということですが、これはどういう体制で、どれぐらいの人数で、どういう業務をこのパトロールでされるのか、もう少し具体的にお聞きしたいと思います。  それから、200ページの警察WANはどういうシステムで、どのように感染症対策になるのですか。多分対面をしなくてもいろいろな情報や連絡調整ができるものだと思うのですが、どういうものなのか少しお聞きしたいと思います。 ◎船越 警務部参事官  交番駐在所新築整備についてお答えいたします。令和3年度につきましては、場所的には守山管内の三上の駐在所近江八幡管内の桐原の駐在所の2か所を予定しております。  今後の予定は、箇所としてはおおむね40年前後経過したところから順次整備をしていっているのですが、大体年間一、二か所ずつ古いところから建替えをしてきておりますけれども、今後の老朽化状況はそれ以上に更新が必要な厳しい状況にございます。  その辺もありまして、現在、県の公共施設の計画がございますので、それにできるだけ位置付けてもらえるように県と調整をさせていただいているところでございます。 ◎上内 生活安全部首席参事官  緊急雇用対策体制ですけれども、1車2名、青パト県下を5つの区域に割りまして、一日、5車10名の体制パトロール活動であるとか、広報啓発活動等を行います。例えば、金融機関であるとか、コンビニ、万引きが多発するドラッグストア等パトロールしていただくという体制でございます。 ◎川崎 地域課管理官  WANシステムがどのように使われるかというイメージについてお答えさせていただきます。  通常であれば、交番駐在所勤務員教養等があれば、警察署に集められて教養や指示等があります。WAN整備されれば警察署に行かなくてもその駐在所で必要な指示が受けられますし、システムを使って業務ができるというようなイメージであります。 ◆松本利寛 委員  パトロールについてですが、パトロールされる方はどういう身分になるのでしょうか。それから、現場で様々な出来事が起きる可能性があると思うのですけれども、そういったときのパトロールされる方の権限というか、それはどういうようなことで整理をされるのですか。 ◎上内 生活安全部首席参事官  パトロールしていただく方は警備会社警備員でして、特別な身分等はございません。  ただ、誰でもできます現行犯逮捕であるとかは、もちろん発見したら警備員としてやっていただくというようなことでございます。 ◆中沢啓子 委員  3点お願いします。  197ページの犯罪被害者等への支援強化事業ということで、日頃、犯罪被害者の方々にお心遣いいただいていることに感謝したいと思いますし、今、コロナ禍の中でどういう状況か、この金額で足りるのかなということを思いましたので、教えていただきたいと思います。  199ページのSNS等について書いてあるのですが、これもコロナ禍の中で何か変化があったのかということをお聞かせいただきたいです。実際、コロナ禍で直接的な交流が少ない分だけSNSに関わる方が多くなっているのではないかと思うので、その辺りに関してサイバー空間事業も書いていただいているので、どういう対策をしていただこうとしているのかということを教えてください。  もう1点、200ページの信号機整備ですけれども、何台なのかということと、信号機確か平成27年にルール化されていたと思うのですが、高齢者等交通弱者の安全を図るためということがここに書かれているので、何か少しルールが変わったのかなと思いました。その辺りどういう捉え方をして、どういうときに信号を付けるという話になるのかということを教えていただけたらと思います。 ◎西村 警察県民センター所長  御質問コロナ禍における犯罪被害者支援に与えた影響について、3点説明させていただきます。  1点は中向きでございます。職員新規体制です。令和2年度の当初、各警察署に約70名以上の支援員を指定しまして研修等を行っているのですが、これについては集合研修等を考えておりましたけれども、なかなか職員を寄せるのが難しい状況の中で、当センター員警察官が出向くという出前的な形で研修して補完しているという形でクリアしております。
     次に、回数的に影響を与えましたのが、各小学校、中学校、高校に出向きまして、命の大切さを教える教室です。これは予算措置していただきまして、令和2年度は10回を予定していたのですけれども、あくまで学校側の生徒の感染予防という観点から、まだ延期という形、今年度は見合わせという形で、その中でも4校に対して実施することができました。これについても来年度も若干この見通しで、実施回数が少ないかと思っていますので、予算を少し減らして、令和3年度も予定回数予算計上させていただいています。  最後に、これは災い転じてになるのですけれども、命のメッセージ展ということを全国で行っております。これはどういうものかといいますと、東京に主催者がいらっしゃって、全国で、人の形をした、そこに亡くなられた方の思い出の品であるとか、足元に亡くなったときに履いておられた運動靴とか、スニーカーとか、それを配置して、いろいろな市民の方に御覧になっていただくのですけれども、当初は集合する形で考えておりました。どこかしかるべき会場をお借りしてする、大人数予定していたのですが、やはりコロナで集合できないということで、あえて湖南方面の大規模商業施設のフロアで小規模ですけれども、規模を少な目にしてやらせていただきました。新聞も一部報道していただいているのですけれども、まずは遺族の方の反響です。たくさんの方に見ていただいて、本当に今まで関心がなかった人がちょっと見てみようかなといっぱい来てくださったのです。施設であれば、利用する限られた方しか来ないのですけれども、そういった商業施設の通路を使わせてもらうことによって、いろいろな方に御覧いただいて、被害者気持ちに寄り添う心を伝えられた、伝えていただいてありがたいというお声も頂いております。反面コロナ禍において、悪いことばかりでもなかったのかなと思います。予算関係でございますが、令和3年度も同様の予算措置をしていただき、なんとかこれで乗り切りたいと思います。 ◎橋本 サイバー犯罪対策課長  サイバー犯罪検挙状況でよろしいでしょうか。令和2年中の検挙状況ですが、県内において、90件、63名を検挙しております。これは令和元年に比べまして、件数としてはプラス34件、人員としてはプラス17名という状況になっていて、増えている状況です。 ◎井上 交通規制課長  信号機新設等についてお答えをいたします。令和3年度の信号機の新設につきましては、2基を計画しております。  そして、信号機設置指針等についてですけれども、これにつきましては、警察庁が平成27年12月28日に制定しましてから、改正等にはなっておりません。信号機の新設でありますとか、歩行者用灯器を改良する等によりまして、交通弱者の保護を図っていくということでございます。 ◆中沢啓子 委員  犯罪被害者支援で出向いていかれて良かったということであれば、ぜひまた、そういう形でいろいろな場所でやっていただけたらいいのかなと思いましたので、よろしくお願いします。  意識のない方にも見ていただくというのは非常に大切なことだと思いますのでよろしくお願いします。  それから、SNS上の犯罪がこれだけ増えているということは、コロナ禍ということもあろうかと思いますので、今後、さらに頑張っていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○九里学 副分科会長  1点だけ、198ページの先ほど清水ひとみ委員が申された常時留守番電話留守番ボタンポチっと作戦事業と、199ページの県民を特殊詐欺から守る安全安心コール事業です。この2つを連動させながらお聞かせ願いたいのですが、私は地元が栗東市で、先般JRAの持続化給付金の受給に関する不正関係部分がここ数日報道をにぎわしていました。特殊詐欺が88件というのは今、お聞かせ願ったのですが、いわゆるこの新型コロナウイルスに関する給付金、支援金、助成金、そうした部分県内の喫緊の検挙とかそこまでいかなくても、県警として把握されているそういう問題についてどういう状況かということを教えていただきたいです。  こういう事業は非常にありがたい計画であげていただいているのですが、これからワクチン接種をされます。そういう中で行政の方、県、市の職員になりすました様々な、無料になるとか、そういうようなことが起こってくるのではないだろうかということが、それぞれの専門家はおっしゃられています。そういうことも含めて、あるいは、先ほど申し上げました日本中央競馬会のことも含めて、給付金、支援金、助成金等、コロナ禍に関することで、県警として、どういうふうに把握されているのか教えていただけたらと思います。 ◎川口 刑事部首席参事官  昨年の状況ですけれども、昨年3月以降、コロナ関係で、持続化給付金とか、給付金に関する詐欺については、昨年1年間で100数件を把握しております。中身は持続化給付金が半数近くを占めているわけですが、被害額については4,000万円を超えています。個々、具体的な案件は差し控えますが、昨年1年間ではこういう状況です。当初はマスクを注文したけれどもこないとか、そういうトラブルだったのですが、後半はほぼ持続化給付金になっております。 ○九里学 副分科会長  非常に多額でびっくりしたのですが、先ほど清水ひとみ委員がおっしゃったように、当然、常時留守番電話留守番ボタンポチっと作戦事業は大事だと思うのですが、これは提案というか、既に県警から市町に働きかけていただいているのかもわかりませんけれども、固定電話の先ほどのお話もありました。特殊詐欺防止用に、高齢者の方や、家におられる方々は、やはり固定電話の電話機器を購入するための何かこういう行政の役割として、補助金というか、購入補助というそういうものも先進的な市町、都道府県では進んでいるように聞きます。県警から19市町なり、県財政なり、そういうところに既に働きかけていただいていたらそれでいいのですが、その辺の予算は現況やっていますか。これからこういうものが増えてくるとそういう補助も要るのかなと思いますので、県警サイドから県行政、市町に相談なり、連携なり何かされているのか教えてください。 ◎上内 生活安全部首席参事官  高齢者に対する補助ですけれども、行政は先進でやっている地域もあります。県警としては現在のところ、予算化するまでには至ってはいませんけれども、今後の情勢を見て、市町と連携しながら、また予算化について検討していきたいと思っております。 ○九里学 副分科会長  これ以上増えたらいけないのですが、ぜひその辺も、警察と行政が主導だと思うのですけれども、働きかけてやっておられるところもありますので、またよろしくお願いしたいと思います。 ◆柴田清行 委員  先ほど松本委員質問された交番駐在所の新設は、今後、まだまだかなりの部分があるとのことでした。多分、五、六年前から2か所ずつやっていただいています。私のいた長浜でも新設が続いていて、今年は多分3月に小谷ができ上がるという話を聞いています。来年度は、県内調査で行った守山の交番建替えになるのかなと思っているのですが違うのですか。 ◎船越 警務部参事官  常任委員会のほうで視察していただいたのは、川西の交番だったと思うのですけれども、そこではございません。 ◆柴田清行 委員  僕が行った守山の交番もかなりひどいところだったと思っておりますので、今後、こういう部分に対応してもらわなければいけないという場所です。できればこの交番駐在所の新築、また、本来は多分、東近江署や彦根署が残っているとは思っていますけれども、それを含めてしっかりとした改築、新築に向けてという部分を、委員会でも皆さんでなんとか推していただきたいと思いますのでお願いしたいと思います。 ◎船越 警務部参事官  今、委員が言われましたように、県警警察署あるいは交番駐在所は、非常に地域の住民の皆様にとっても重要な施設であると考えておりまして、今、県の公共施設等マネジメント基本方針の中で定めております県有施設の更新改修の方針というところがあります。そこでは建築後、おおむね40年以上が経過して老朽化が深刻な施設については、特別枠の建て替えの対象とされておりますので、今後、県ともう少し調整が必要になりますけれども、県警としては、この特別枠を最大限に活用させていただいて、更新を目指していきたいと思っております。  ただ、財政状況が非常に厳しいということでいろいろ報道等もなされておりますので、今後、また御支援いただけましたらありがたいと思います。よろしくお願いいたします。 休憩宣告  11時05分 再開宣告  11時22分 《企業庁所管分》 2 議第15号 令和3年度滋賀県工業用水道事業会計予算について (1)当局説明  小根田企業庁次長 (2)質疑、意見等  なし 3 議第16号 令和3年度滋賀県水道用水供給事業会計予算について (1)当局説明  小根田企業庁次長 (2)質疑、意見等  なし 4 分科会長報告    分科会長に一任された。 閉会宣告  11時33分  県政記者傍聴:朝日、京都、時事通信  一般傍聴  :なし...